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  世界で起こるテロについて

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ロンドンで起こった爆破事件は、しばらく何も起こらず平和なロンドンに安心していた私

にとって、ショックと驚きを与えた出来事でした。




イギリスに住み始めて感じ始めたことは、他国の地へ踏み入り支配することは、テロとい

う仕返しを受ける要素を作ることなんだという事でした。

繁栄のために世界各地を侵略してきた大英帝国は、日本とは比べ物にならぬほどしたたか

に今まで多くの民族と共存してきました。そして、ロンドンは多くのテロリスト達からの

攻撃を防いできました。ロンドンに住む人々が、今回の爆破事件を冷静に受け止めたのは、

このテロが長い歴史の末に起こった事件だと受け取れるからかもしれません。

また、ロンドンは過去何度となく爆弾事件は起こっていることから、そこに住む人々は

それなりの免疫がついているということもあるでしょう。




テロは残虐非道な憎むべき行動だけど、それが起こる発端を私なりに考えてみると政治的

宗教的理由がある。第1次世界大戦以降、先進国が侵攻した多くの国で宗教・民族がらみ

の争いが勃発した。アフリカ、中近東やアイルランドでは、根深い傷を残したまま、紛争が

続いている。同じ土地に住んでいた人々が、争うようになったのは先進国が仕掛けたとも

言えるのではないでしょうか。美しい国々をボロボロにする紛争を引き起こし、利益を受

けたのはテロを非難する先進国の人間である事を忘れてはならない。国内紛争の末、家族

と死別したり生きながらも別々の地域で暮らすゆえに、会えない生活を強いられた人は少

なくないでしょう。自国に帰りたくても帰れない移民・難民も多く生み出しました。

それらの戦争はそこで暮らす人々が望んだわけでなく、一般人とは全くかけ離れた他国の

思惑が絡んで引き起こされた戦争でした。

人間は遥か昔より土地をめぐり争い、民族、宗教を理由に侵略を繰り返してきましたが、

アメリカをはじめとする先進国が巻き起こした数々の民族紛争は、それまで他国間で行わ

れた戦争と異なり、祖国を引き裂かれた貧しい人々を多く生みました。

世界で起こるテロの始まりは、この貧しさと悲劇から生まれたのではないでしょうか。




テロリストたちが行うテロと政治家が仕掛ける戦争。

無差別に人々を殺す「テロ」と、

世界中のメディアを通して屁理屈をこね「初め」の予告をしてから人を殺す「戦争」。

それに利益が伴うか、伴わないかに差があれど、どちらも罪無き人々への殺戮なのは

変わりない。

人間が何百年もの間、繰り返してきた民族と宗教紛争の歴史。

私達は本当に殺しあわなければ地球に共存していけないのでしょうか。


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